木造建築住宅の耐震
4、木造住宅の倒壊を減らす!
木造住宅の8割が、地震による倒壊の恐れがある。
とにかく、木造住宅の耐震補強を早急に進めなければならない。
木造住宅の倒壊原因の7割以上は、
「柱のほぞ抜け」
である。
では柱の「ほぞ抜け」とはどういう現象でどういう事例があるのか?有名な「阪神・淡路大震災」を例にご説明します。
阪神・淡路大震災において、倒壊による圧死者は全体の約8割、5千人を超えています。では何故倒壊が起きたのかについて、研究を進めました。
その結果、倒壊の大きな要因として「柱のほぞ抜け」という点に焦点が絞られました。
木造住宅(プレハブ、ツーバイフォーを除く)は基礎の上に土台がのっており、土台にほぞ穴という穴が開けられており、柱はこのほぞ穴に上から差し込まれています。震度3から5程度の横揺れの地震では柱等の軸組の力により地震の衝撃は吸収されます。
しかし強い直下型地震が発生した場合、家全体が真下から突き上げられます。その後柱が土台のほぞ穴より抜け、家が空中に飛び上がった状態となってしまいます。阪神大震災では10
cm以上家が飛んだとの報告があります。飛び上がった後家が下に落ちますが、その際柱が元のほぞ穴に戻れば良いのですが、揺れが続いているのでその様には成りません。
そこで柱がほぞ穴以外の部分に引っ掛かり土台から外れる為、またさき状態となり1階から2階につながる柱の部分に2階全体の荷重がかかるので、瞬間的に柱が折れてしまいます。
1階部分の柱が折れるわけですから当然1階は2階の重みで押し潰されてしまいます。
これが木造建築住宅が地震で倒壊する最大の原因になっています。
地震のときに起こる柱の動きはこのようになります。
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